ホッパーでアート三昧ツーリング。 [Florist Rides Flow(Trip)]
その頃、気候は折しも連日、雨続きでした
嵐にこそならないものの、来る日も来る日も雨また雨でした
「雨が降るからこそ、お日さまの有り難さを痛感する。」と身に染みて感じる日々だったです。
ツーリングの計画をいくつか立ててても、流れに流れて妄想で終わるんかと大筋で合意に達してたかの様相でした。
もしも、雪ばっか降ってりゃ~尚更のこと、骨身に染みて、つま先が無感覚になっちゃうとこです。
っつーたところで、晴れてりゃ~晴れてたで、暑いとか何とか、日射病に熱射病に紫外線対策と翻弄されまくっちゃうわけです
なのに、出発時は晴れてたりして、心揺さぶられる思いです
んで、んな天気傾向ゆえ、カッパに身を包んで出掛けてったんは用心とかぢゃ~ありません。
アメダスをチェックしたら、少しでも北上すれば雨天の分布域に入るっつーのが確実だったからです。
ちなみに雨天とか雨天が予想される状況下ぢゃ~、まず出掛けない自分です。(紙で体が出来てるのか?)
但し、今回ばかしは、 探検 観覧 の日にちが決まってるんで、天気の回復を待つとゆー選択肢なぞ存在しませんでした。
廃墟で芸術展っつー、自分にとっちゃ~回で度美味しい催しなのです
「奔別アートプロジェクト」っつー催しです。
ことによっちゃ~、廃墟+芸術展で倍以上の相乗効果が見込めるかも知れません。(何が倍以上になるんぢゃ?)
行かナイっつー手は無いでしょータブン
んな会場は、住友奔別(ぽんべつ)炭鉱(三笠市)のホッパーです。
なんで、画像は櫓とホッパーのてんこ盛りの予告を入れときます。
っつーても、またしてもスクロールしまくるんも気が引けたんで、断腸の思いで画像を減らしましたケロな。
時期は月も中旬でした。
自宅を出る時はドンヨリ程度で済んでたのに、高速で江別を過ぎた辺りで雨雲の圏内に突入しちゃいます。
岩見沢からは、漏れなく雨の勢力範囲です
んで、道央道は三笠ICで下ります。
場所は、ツーリングマップル北海道2012editionぢゃ~P.24D-1辺りに達してます。
後は、道道号をひたすら東に進むだけです
道順はつい日前に通ったばっかなんで、不安ありません。(っつーか道なりだろー?)
とりま、視界が効かない程までの降り様ぢゃ~なかったところがせめてもの救いと考えときます。
んで、途中で屋根勾配が急な雰囲気のある住宅が気になったりします
長屋風の建物が何棟も並んでるんで、炭鉱住宅として建てられたんでしょーか。
んで、ほんの数日後に現場に再び現れたんは真犯人だからぢゃ~ありません(推理小説か?)
「フムフムなるほどストックアンカーツーリング。(2012-11-23-m)」
このポスターを見た時、衝撃が走ったのでした。
そもそも、単なる通りすがりの者だった自分です。
我ながら恐るべき嗅覚です。
大っぴらに、ホッパーの中に入って見学出来るなんて滅多にお目に掛かれん機会でしょー
しかも、芸術作品も見られるっつーボーナス付きです
それも無料で見られちゃうとゆう・・・。
但し、自己責任っつー誓約書に記入せねばなりませんケロな
この時点で、その週末の予定は何が何でも埋まってまってました。(もともとヒマだろーが?)
なんで、今記事は前記事の焼き直しぢゃ~ありません。
んで、会場到着です
場所は、ツーマプ北海道2012editionぢゃ~P.32F-1辺りで、オレンジ文字でオススメスポット表示もされてるッスポットです。
自宅を出てから、どこも立ち寄りとか休憩無しで、ほぼ時間で到着です。(近い?)
にしても、雨水で足元がグチャグチャにもかかわらず、ちらほら人が居るんで驚きです。
流石に団体さんはいませんでしたケロな。
自己責任っつー署名を済ませれば、後は自由観覧です。(大まかな順路設定は有ります。)
とは言え、許可地域から外に出るのは厳禁です
ピンクのテープが留められてるロープから外側にゃ~出ないんがルールです。
んな明確な線引きがされてるなら、ロープギリギリまでは心置きなく寄れると解釈出来て心強いと考えちゃう自分です。
なんで、ロープに触れるまで最接近して、櫓を見上げます。
マジでデカイです
こんだけのスケールの鉄骨剥き出しの建造物が、風雨や風雪に晒されつつ、残ってるわけです。
今でも可動かどーかはさておきですケロな。
閉山してから、年以上放置している状態なのでした。(1971年(昭和46年)閉山)
っつーても、剥き出しな鉄板屋根は順調に朽ちてってるよーです。
雪が乗るんで余計に早く落ちちゃうんかもって思っちゃいがちかも知れんとこです。
意外や意外、まだ大部分が残ってたりします
当時の鉄板が特別に分厚かったからぢゃ~ないでしょーケロ、そもそも極限的な耐久性はそれなりにあるのかもです。
前述の通り、芸術展はホッパーの内外が会場です。
言わば、廃墟内展示みたいなもんです。
なんで、雨風に耐えられる芸術作品っつーたら、基本的にオブジェっぽいのっつーのは想定可能だったかもです。
そもそも想定っつー行為をしてなかった自分なんで、呆気にとられることしばしばでした。(やられた?)
更にゃ~、どー観賞して良いんか難しいコンセプトの作品が数多しでした。(オブジェってソコを狙ってるかもだろ?)
全作品を心行くまで堪能させてもらおーと臨んだわけですケロ、一蹴されちゃった感もありありだったんはバレバレでしょー。
んな中、ホッパー1階部分の山側の壁が総レンガ造だったりして驚きです(作品ぢゃ~ありません。)
その箇所って、構造的にゃ~山側の土留め的役割と建物の一辺を支持する役割もあるよーに見えるんですケロ、大丈夫なんでしょーか。(難しいこと言うな?)
一部崩落してたり、膨らんぢゃったりしちゃってます
長い建物の奥に行く程、内部がキレイになっていきます。
只今建設中みたいな輝く白さ(?)です
そもそも汚れるよーな行為も無かったって雰囲気です。(新築物件でも通る?)
とてもぢゃ~ありませんケロ、石炭を扱ってた施設だなんて信じられませんドーシテ?
蒸気機関車の機関車部分が建物内にまでは入って来てなくたって、汚れてないに等しい状態です
何となく、大聖堂の内部、、、、的な雰囲気もあるんぢゃ~ないでしょーか。
よっぽど自動車の通るトンネルの方が煤汚れてるでしょー。
稼働時は床にレールが敷かれてたと思われます。
んで、上から石炭がガラガラ~っと落ちてきて、石炭車の荷台に積まれたって想像します。タブン
内部を見回すと装飾的な部分は、一切ありません。
構造上不可欠なとこだけの設計になってます。
にしても、使われてないかのよーにキレイです
1960年(昭和35年)に増築された部分だとしても、稼働期間で年ちょい、築年以上経過しています。
長~~~~い建物を歩いて出ました。(歩く以外に手があるのか?)
長さはm程あって、現存する中ぢゃ~国内最大級らしー。(高さはmくらい)
所々に芸術作品があったんで、あっという間に踏破しちゃいました
っつーても、途中で何回も、芸術を見てるんか、産業遺産を見てるんか、自分の立ち位置がわからんくなっちゃったんは紛れも無い事実です
鋼製の扉の高さを見て、ホッパーを貫くよーにレールが敷き込まれてたんだって再認識します。
んな跡地を見回しても、枕木もレールも一切の痕跡を認められませんでした
んで立坑完成直後の様子はアーカイブが有るです
「フムフムなるほどストックアンカーツーリング。(2012-11-23-m)」
この後、ホッパーが延長されて長くなってるんだと思われます。タブン
んな引き込み線の行き先は、とっくにこの近辺ぢゃ~繋がんなくなってて、高速の辺りまで戻らないと現役路線は走ってません。(JR函館本線まで戻らねば。)
にしても、画像に写ってる大量の木材は一体何に使われたんでしょー。ッテソコ?
んで、晴れ間が覗いても、ほんの束の間でした。
上の白黒画像と照らし合わせて見ると、建物の位置関係がちょっぴしわかるかも知れません
コンベアーは、立坑からホッパーまでの直通運転ぢゃ~なかったのでしたドーシテ?
石炭は、一旦もちっと上にある施設まで運ばれてから、ホッパーに至るんですなー。
考えたこと無かったです。
更にゃ~、帰宅してから知ったんですケロ、この足場も作品なんだそーです。
単なる足場ぢゃ~無かったのです。
階部分の建屋に足を踏み入れると、いきなし砂地のよーになってて驚きます。
海の家に入ったかのよーな感覚です。
画像ぢゃ~、まだストロボ撮影してるんで、何とか見えてるのです。
実際にゃ~、上映中の映画館くらいの見え具合だとでも申し上げときましょーか。
今回のよーな催しでもなけりゃ~、入口で退散してること間違い無しです。(ビビリ?)
っつーても、更に歩、奥に進めば一気に明るくなります
っつーか、開放感たっぷしです
屋根が部分的に無くなってるんも相まってか、無灯火でも充分に明るいです。(そもそも、点かナイ?)
何たって、最上階部分は、正面側と山側の平行する二辺しか壁がありません。
見渡したって他にゃ~どこにも壁がありません。
間口方向にゃ~、向こうmに渡ってな~んにも構造物が無い吹き抜け空間なのですスゲー
んで、水平方向にも、面的な部分が皆無です。(床が無い的な状態です。)
石炭車の間隔なのか、細い梁が架かってるだけなのでした。(強度は充分ぢゃ?)
何しろ、梁から上はトタン貼りの壁と鉄骨だけだし、石炭もあんまし高くは積まれなかったんで、軽かったんでしょー。
にしても往時は、端から端までベルトコンベアーが掛け渡されたんでしょーか。
んで、屋根近くに貯水タンクっぽいのを見付けて、疑問を抱きます。
石炭系に直接使うにゃ~、小容量過ぎるんで、人間系とかでしょーか。
少量だからっつーても屋根の上にゃ~乗せられんかったんは、前に邪推したとーりで支え切れんからに他ならんでしょー。
にしても、粒子の細かい白っぽい粉体が至る所で積もりまくってます
ホコリにしちゃ~、漂わさない重量があるんで石炭特有の鉱滓(こうさい)とかなんでしょーか。
んで、二階部分は作品だけだったんで、あっという間に観覧完了ですザンネン
ちなみに広場っぽいとこの区画っぽいのは田んぼとかぢゃ~ありません。
水田だったっつー過去も無いでしょー。タブン
枡目にコンクリートが打ってあります。
目地から逞しく雑草が出てるものの、相当に控え目なんは、コンクリ層が分厚いからでしょーか
んで、建屋の外壁もトタン板を貼っただけのよーな場所は、脆くて剥落しちゃったのか、散逸してありません。
中が丸見えになってます。
っつーか、風雪吹きっ晒しと言っても過言ぢゃ~ありません。(雨露は凌げる?)
辺りは、自分が動いたり独り言を言わなけりゃ~、物音一つしない静寂な場所です
表通り(道道)からもちょっと外れてるんで、車の気配すらしません。
っつーても集落が隣接してるんで、圏外にゃ~ならんところが心強いところです
だだっ広くて閑散としている現状でも、操業時はさぞかし賑わってたんでしょー。
帰りに事務所に寄ったら、手土産に最適な品が目に入ったんでゲットです。(無料ぢゃ~ナイぞ。)
「そらち石炭かりんとう」です
袋ゲットして、つは味見がてら自宅用に、もーつは北海道誘致用として隊長に送っちゃいました
もち、領収書なぞ貰ってません(経費で落ちナイ?)
にしても、いきなし送っちゃったんで驚かれたかも知れんです。(予告してもどーかと思うぞ?)
もしこのかりんとうをご所望の方がいらっしゃったら、JR岩見沢駅前でも販売されてるらしーんでどーぞ。
んで、これ以上ココにいても、雨宿りする場所も無いんでぶらつきよーもありません。
予め、天気が好転しないんは想定内だったゆえ、次に設定しといた目的地へと向かいます。
ちなみに次の場所は最悪でも雨風は凌げるとこまで計算済みでした。(バイクだから一応そこまでな~。)
んで、次なる目的地は前々から行きたかった沼地です
ラムサール条約の登録湿地、宮島沼(みやじまぬま:美唄市)に向かいます
ツーマプ北海道2012editionぢゃ~P.32B-4と5の境界線上で、オレンジ色で観光コメントが入ってるとこです。
来る時に通った道道号を戻って、R→道道号→道道号っつーのが大まかなルートです。
雨天でも野鳥が見える程に見通しが利いて野鳥が見えるんかっつー根本的な疑問を、いつしか忘れちゃってました。
場所を下見しとくっつー位置付けにしてた気もします。
っつーて、んなバドウォチ部分はアーカイブ有りです
「宮島沼でバドウォチ(2012-12-17-m)」
もともと前回のツーリングに組み込みたかったものの、時間的に無理だったんで断念してました。
三段の滝で日没になっちゃった前回のツーリングでした。
もし、続けて宮島沼に行ったところで完全に真っ暗だったとこです
野鳥を観察するどころか、自分の手元すらまともに見えんかったでしょー。
んで、つ前の交差点で右折待ちしていた乗用車が一瞬浮き上がったんは、目の錯覚かと思っちゃいました。
直進する車と接触しちゃったよーです
ボンネットから白い煙(水蒸気)が出る瞬間も目撃しました
負傷者が出なかったんが幸いでした。タブン
って、余所見してて他人事だと思ってると、自分も事故っちゃう恐れがあるんで気持ちを引き締めていきます。
以後、真っ直ぐっぽい、軽くアップダウンが続く道を延々と走ります。
最早、雨が降ってるんか、前の車が跳ね上げる水飛沫を被ってるんか判然としなくなってました。
ドッチにしたって、水分を頭から被ってるんに変わり無いってのもあったです。
衣服の内側まで水が沁み込んで冷たく感じたりでもしなけりゃ~、黙々と目的地を目指すのみでした。
んで、無事に到着して、バドウォチに預かれたんは過去記事のとーりです。ヨカッタ
視界は懸念してた程、悪化せずに済んだっつー結果です。
それなりに鳥果も得られて満足でした
宮島沼のロケーションも位置も距離感もざっくり把握出来て、来といて良かったです。
んで、帰路はオール下道です。(珍しい?)
道道号→道道号→Rと辿って札幌を目指します。
ちなみに、帰る頃にゃ~雨は上がってましたケロ、道路は濡れたまんまでした
乾く程、暖かくもないし、時間も経ってない、月下旬の午後時前です。
カッパ着用のまんま帰路に就きます。
カッパは結局、一度も脱がなかったっつーか、脱ぐ気にもならんかった徹底して迷いの無い雨天に終始しました。
帰路は相変わらず工事中が多い冬直前の北海道の道路です
ココ月形大橋も築年以上経ってるってのもあるんか、新橋建設中でした
トラス部分は1955年(昭和30年)で、箱桁部分は1969年(昭和44年)竣工なんで老朽化してるんでしょー。
確かに道幅は当別の石狩大橋よりも狭い上に、歩道も無いんで、規格的にゃ~古い感じです。
鉄骨も現代の橋に比べると、細いって感じます。
南へ南へと進んで札幌に近づく程、雨雲が切れて空が見え始めます
なんで、夕闇に追っ掛けられてる感じがあんまりせんかったです。
何とかロイズのカフェタイムにも間に合って、チョコバーガーを食しつつ、コーヒータイムです(チョコワッフルだったかも。)
ついでに朝食用のパンもゲットして帰宅します
んで、遅まきながらこの週から怒濤のツーリングラッシュが始まるのでした。
ラストスパートぢゃ~無いってところで、自分に酔っちゃってるでしょーか(勝手にやってろ?)
月も中旬に突入してて、スロースタートにも程があるって感は否めんとこだったかもです。
初雪まであとヶ月も残ってなかったんは、今だから言えることに他なりません。
いつまで走れるんかは、行き当たりばったりだったんが実情でした。
んで、この後いくつ記事が出て来るんかはナイショです。
どっかで心が折れるやも知れんからです(イチバンありがちな線?)
ではでは。
*****
tochiさん、
ゆきママさん、
ありがとうございます。
by miyomiyo (2013-03-31 18:48)
タッチおじさんさん、
yu-papaさん、
ありがとうございます。
by miyomiyo (2013-04-01 20:24)
わたくしが勝手に世界遺産にしてあげたい物件です。
ほんと巨大だね~。
中も見れるなんて素敵過ぎる。
ところでカッパ買った?
by 響 (2013-04-03 21:04)
もう雪が溶けたんかい!?と一瞬だまされたのは、不覚過ぎてナイショにすらできんとですorz
そーいや、遠い昔に秩父の奥でニアミス未満をやらかしたのを思い出したです。
今回は鳴らない電話とかなかったんでしょーか。
それにしても、ハンパなアートよりも、廃墟の美しさが圧倒的なんは言うまでもなくて、こりゃー分が悪いな、ってのが正直な感想です。(とフツーに締めてみる)
by しろのぽ (2013-04-04 00:47)
響さん、ありがとうございます。
ライトアップされてなんが残念なとこです。
んで隊長の懐より大きいぢゃ~ないでしょーか。
普段は中まで見れないところでした。
んで、カッパ?ッテソコ?
今やカッパ無しぢゃ~居られなくなっちゃいました。(汗)
by miyomiyo (2013-04-04 21:31)
しろのぽさん、ありがとうございます。
雪はまだ、たっぷし残ってるで~。
そーいや、んなこともありましたな~。
接触せずに済んだんで、今の自分があるとも言えるです。
鳴らない電話????って、よく覚えてますな~。トリビア?
引火の危険性があるんで引き込み不可だとか?(携帯なら可?)
ホッパーの中の展示だったら、ぷにしゃんの水彩でも濡れなくて大丈夫だったと思うんですケロ。(違う?)
by miyomiyo (2013-04-04 21:41)